新居1日目。朝、コーボーを乗せて自転車で駅まで。確認を怠っていたため駐輪場の場所までたどり着くのに一苦労。図体のでかい電動自転車を停めるのにさらに一苦労。コーボーを抱き上げ、抱っこひもに移行して電車で揺られること数駅。以前の最寄り駅を降り、そこから保育園まで徒歩15分。こりゃなかなかたいへんだぞ。来年春までこの感じだもの。肝心のコーボーは何事もなかったように友達とハイタッチしている。
九段下オフィスで事務仕事。打ち合わせに出ようとすると長電話につかまるあるあるで、駅までダッシュする羽目に。川名潤さんと打ち合わせなのだ。が、10～15分遅れそう。場所は川名さんのオフィスなので、まあ少々遅れても川名さんが仕事を続けるだけなので気はラクだ。私もコンスタントに仕事をお願いしているけど、ここ1年ぐらいの川名さんの仕事量が異常なのは、傍目にもわかる。だからそう、川名さんの手さえ止まらなければいい。ただ、一つ気がかりが。版元の担当者も打ち合わせに同席することになっている。川名さんのオフィス前で待ち合わせだ。でも私をおいて先に川名さんを訪ねることもないだろう。電車が渋谷駅に滑り込むと、ちょうど約束の時間だ。駅から川名さんのオフィスまで10～15分。予想通りだ。すぐさま同行予定の担当者に電話をかける。するとまずいことに、すでにオフィスに入ったという。ということは、川名さんもテーブルについている。私抜きでは話が進まないのになぜ？ いや、そこはまだいいとして、その世間話かなにかの間、川名さんの手が止まってしまうではないか。川名を止めるな。しょうもないダジャレが浮かんで可笑しくなってしまい、「カワナを止めるな！」のフレーズで頭の中を騒々しくさせながら、センター街を駆け抜ける。いや止めてるの、あきらかに私なんだけど。