2020-09-17

都内某所で尾上松也丈のインタビュー取材。まだまだ半沢でスケジュールが押さえられてるとのことで、むちゃくちゃ忙しそう。午前11時入りなのに、すでに一本イベント用の映像収録を終えてきたという。
インタビューはつつがなく。カメラマンはお久しぶりの松本昇大さん。テスト用に私を立たせて撮影した写真がよさげだったので、プロフィール用に買い取らせていただこうかしらん。

いそいそと四谷に移動し、坂脇慶くんの事務所で打ち合わせ。少しして、石川直樹くんもやってくる。ここ数日の日記でバレバレだと思うが(そうでもない?)、石川くんの写真集を緊急出版することになった。エランド・プレスから。2020年に出すべき作品なのです。といっても、新型コロナとは直接は関係ないテーマだけど。
うまくいけば、11月末の文学フリマで先行販売。あとは慶くん、頼みました。

息つく間もなく、渋谷へ移動。今度は佐藤亜沙美さんの事務所で、又吉直樹くんと木村綾子さん、佐藤さんと文春オンラインの取材を受ける。私が編集を担当した又吉直樹書き下ろしアンソロジー『Perch』について。インタビュアーはなんと森山裕之先輩。ありがたいやら、恐縮するやら。文春の担当者も浅井愛で、これはそう、太田出版同窓会。
出会った頃は森山さんこそクイック・ジャパン編集長だが、浅井さんは太田出版のアルバイトを辞めたところで、私はエロ本編集から太田出版に乗り込んできたところだった。そのタイミングで一度だけ飲んだことがあったんだよな。世間知らずだった私はずいぶん生意気なことを言ったにちがいなく、恥ずかしすぎて具体的な記憶はすべて抹消されている。
あれから十数年経った。森山さんはスタンド・ブックス代表で、浅井さんはいまや「別冊文藝春秋」編集長、私はまもなく文春から単行本が出る。

中目黒の隠れ家へ移動し、『Perch』の打ち上げを兼ねて一杯。
太田出版時代を思い出したからか、又吉くんともいまだに吉祥寺のハモニカ横丁で飲んでいるみたいだ。いや、たぶん、ずうっとあのカウンターにいる。