朝4時起床でゲラチェック。単行本、これで最後のチェックなので念入りになるが、午前10時からスタジオ撮影なのでタイムアタック。ぎりぎりセーフ、とはならず、少し持ち越し。移動中に送ることにして、中野坂上へ。
RAFTで中村壱太郎丈とみっちり撮影。壱太郎丈、演奏も凄い。
芝居ができて、踊れて、楽器演奏もできる。脚本・演出もお手の物。おそらく絵も書も嗜むだろう。実は英語だってペラペラなのだ。
撮影は夜まで続くが、私は一足先においとまし、歌舞伎座へ。第三部と第四部、つまりは仁左衛門と玉三郎。
歌舞伎座がね、とにかくいま絶対的におすすめなんですよ。二等席でもたった5000円(三等席なら3000円だ)で一階良席、しかも両隣はディスタンス。快適そのもの。1時間前後という上映時間だって、現代のライフスタイルとの相性はいい。演目が若干イレギュラーといえばそうなんだけど、玉さまの演し物についてはもはやオリジナルなので、歌舞伎云々抜きにしても絶対楽しめる。
そもそも坂東玉三郎の至芸を、この距離で、環境で、気軽に味わえるなんて、これから先ありえないと思う。
7代先まで語り継がれるよ、先祖は玉三郎をナマで観たんだって。