JOCの会長、森喜朗の後任が川淵三郎になりそうって、どうかしてる。そもそもなんで森が後任指名してんだよってのもありつつ、もはや東京五輪に対しては「少しはまともになって持ち直してくれ」と「お前はそのままでいいや。そのまま沈んでくれ」という気持ちのせめぎ合い。いや、むしろ後者のほうが大きいかも。この際とことん堕ちて、昭和の亡霊ごと葬ってくれ、とすら。
あうるすぽっとでチェルフィッチュ×金氏徹平『消しゴム山』観劇。終始、興奮しっぱなし。声なき声、忘れ去られし者たちのノイズ。現実へ折り返されるたしかな感覚。金氏の舞台美術は言うまでもなく、モノに近接する俳優たちの出力、繊細に張り巡らされた音響オペレーションも素晴らしかった。