3時間睡眠。7時30分に跳ね起き、水をガブ飲みしてシャワー。冷水を頭から。アルコールが抜けないまま、ふらふらと代官山へ。〈マーメイドカフェ〉で某編集部・Sさんとカメラマンの松本昇大さんと落ち合う。早めの待ち合わせでよかった。アイスコーヒーを飲んでおしゃべりしているうちに覚醒。先日、松本さんに「はじめまして、よろしくお願いします」的なメールを送ってしまっていたが、以前に2回も一緒に仕事をしていたことが判明。面目ない。「TOmagazine」の五反田団・前田司郎インタビュー(これはのちに『メモリースティック』にも収録)と、ユナイテッドアローズの企画雑誌で観世流銕仙会を取材した際に、谷本健吾が『天鼓』を舞うのを撮影したもらったのだった。あの写真最高だったな。松本さん、『Number』でオリンピック候補撮ってるぐらいだから、そりゃお手の物だわ。
晴れたら空に豆まいてに移動して、のろしレコード「ことびらき」ライブ。前回は私もDJで参加したが、今回は取材者である。というか、のろしが始まってこの方、現場にいるライター、私と峯大貴くんぐらいしかいない。峯くん、チャンス。折坂悠太、松井文、夜久一、そして前回のことびらきで結成されたバックバンド・悪魔のいけにえ(宮坂洋生、ハラナツコ、あだち麗三郎)で、バンドありソロ回しありセッションあり。過激なレイドバックが時代への狼煙に転じる瞬間を何度も味わう。いまはまだ折坂くんにのみ注目が集まっているが、松井さんもやくくんも時代が呼んでいる。このメンバーでそのままアルバムレコーディングへとなだれ込むという。ニューアルバム用に折坂くんが書き下ろした新曲「コールドスリープ」が素晴らしかった。時代と世代を自在に行き来する彼らの不思議な感覚を捉えている。