2019-09-11

引越し見積もりデイ。午前中来たるは業界最大手A社。実直そうな若い女性の営業がソロバンをはじきます。想像どおりわりと高め。まずはこんなものでしょう。午後イチ、業界組合的なB社から小林稔侍似のおじさん営業やってきて、こんなん出ました額面はなんとA社の半額以下。まじか。続いて来ましたのは聞き慣れぬ横文字系引越会社から、いかにも現場上がりな中年営業マン。引越当日の勘所なども親身にアドバイスしてくれますものの、額面はB社よりやや高め。それでもA社よりはグンと安い。私のなかの中庸は、ここがベターだと告げている。が、念のため、10年近く前に一度頼んだことのある引越大手D社の話も聞いてみましょう。サンドイッチマン富澤似の営業マンがやってきます。こちらもおそらく現場上がり。今月、繁忙期なんですよ。例年よりも忙しいです。ほとんど空いている日はないです。ところで今日、何社目ですか? ぶっちゃけるなら4社目ですがと私。それを受けて富澤、「ウチがいちばん高いかもしれませんね」。しかし、目の奥には光るものが。他社ではエアコンの取り外しが別料金だが、あとでけっこう取られるらしい。「そこんところ、ウチはパック料金なんですよ」。でも、B社、C社、かなり安いですよ、と額面を伏せて示唆すると、「でも、あちらさんの実体は、運送会社さんなので」。どおりで! なんて納得しちゃったり。「万が一、雨でもウチは万全ですよ」とパンフレットのページを開いてみせると、やおら富澤、パチパチ電卓を打ちはじめる。さてさてどうなる額面提示……が、 なんとなんとなんと(張り扇を連打しながら)、ここでお時間がいっぱいいっぱいに。この続きはまたの機会にお話しすることといたしましょう。本日はありがとうございました(深々とお辞儀)。