大晦日も23時を回った。リビングのテーブルで紅白を流し見しながらこれを書いている。妻は隣りでベルギービール。今年最後の大便でトイレを詰まらせたコーボーは寝室でとうにおやすみ(こないだ業者のお兄ちゃんが教えてくれた最強ポンプを備えていたので、ことなきを得た)。
仕事をペースダウンするつもりが、尻上がりにハードな一年だった。箇条書きにでもしてみるかと思ったが、面倒なのでやめておこう。長年の関係のなかで自然と生まれた案件がいくつもあって、感謝しかない。「Didion」「失恋ホスト」「暴力を考えるノート」といったリトルプレス関連も楽しかった。このボリュームゾーンの出版の可能性は来年以降ますます広がっていきそう。最近はモデルを蔦屋重三郎とか須原屋茂兵衛ぐらいまでさかのぼって考えるようにしている。
引越しにまつわるエトセトラも、年末の追い込みであらたか片付いた。何年かぶりに蔵書が活かせる環境が甦った。これでようやく長い書き物にとりかかれる、はず。とはいえ、すでに来年前半のでかい案件もいくつか。どれも面白そうだ。少し、景色が変わってきたな。よいお年を。