日中、原稿仕事やゲラチェックを片付け、夕方から浅草演芸ホールへ。ちょうど入り口で岩淵くんが希光さんと今いちさんのオープニングを撮っているところ。コロナの影響か、まだ整理券があるという。この先、池袋演芸場のキャパを考えると、伯山の披露興行を確実に見るならここ3日間が最大のチャンス。なので、その旨ツイートしておく。入場前、コンビニに寄ろうとすると「九龍さん!」。万城目学さんだった。朝から並んで整理券をゲットし、一度、新潮社で仕事をしてからまた浅草に戻ってきたという。
会場後ろで伯山ティービィー用のカメラを構えてると、クイック・ジャパン編集長(代理)の小林くんに声をかけられる。ついさっきのツイートを見て、来たそうな。浅草在住だもんな。光文社の山下さんも登場。やはり私のツイートきっかけだって。寄席は当日券しかないので、つまりはどんな人気興行でも当日並びさえすれば入れるってこと、案外知られていないんだよな(あと、歌舞伎座の幕見席も)。
伯山の高座で、国立演芸場での披露興行前半日程が中止になったことを知る。国営の小屋ゆえ仕方なし、というのもあるだろう。かけた読み物は「吉岡治太夫」。凄まじかった。滑稽と迫力、融通無碍。これが六代目神田伯山の藝だ。