東京大空襲の日だ。昨年、石田衣良さんの『不死鳥少年 アンディ・タケシの東京大空襲』を編集してから、3.10を身近に感じるようになった。75年前の今日、炎に包まれた東京で、一夜にして10万人以上が亡くなったのだ。
朝から雨。お気に入りの長靴が履けるのでコーボーは嬉しそうだ。雨合羽にマスクで自転車を漕ぐと、メガネが曇って危ない危ない。毎度のことながら、子供二人を自転車の後ろ前に乗せてる親御さんを見ると尊敬してしまう。
午後から九段下オフィスで事務作業。ビルの前に停まっている移動式弁当屋が魚料理の日。しらすとあさりのコンビ弁当を。日によってタコライスやステーキ弁当などトラックごと替わるんだけど、あれローテーションはどうやって決めているんだろう。同じ系列だったりするのかな? 新規参入とかできるのかな? 本人たちに尋ねるほどでもない、ほのかな疑問。
夕方、歩いて神保町へ。書泉グランデの一階でアシスタントに応募してくれたIくんと落ち合って〈古瀬戸〉。もっともIくんは以前から私の活動をフォローしてくれて、感想を書いてくれたり、イベントに来てくれていた。心強い仲間みたいなもの。むしろ、これからのIくんの活躍をアシストできればと思う。
Iくんと別れ、新宿へ移動し、ゴールデン街〈図書室〉へ。私も寄稿した同店の10周年記念本がいい出来で、その感想をのんちゃんに伝えたくて。先客が、こちらもちょうど感想を伝えたかった幸田D。快楽亭ブラ坊を主人公にしたザ・ノンフィクションのOA、とってもよかったですよ、と。小一時間ほど楽しくおしゃべりしていると、シャラポア野口から歌舞伎町に着いたとの電話。サシ飲みの約束をしていたので、〈めだか〉に移動。シャラポアが教えてくれる海外の作家がことごとく面白そう。シャラポアの語り口がいいんだよな。なんか書けばいいのに、なんて無責任に奨める。
シャラポアと一緒にゴールデン街へと舞い戻り、〈O2〉へ。バーテンは松井文。二人は昨日、高円寺で対バンしたばかりだという。横沢俊一郎も出てたっていうし、なぜ私はそのライブを見ていないのだろう。教えてくれよう、オオヤヨシツグよ(いや自分でチェックしろって話だし、むしろ気づいてなくて申し訳ない)。日付が変わる前に帰宅。