東日本大震災から10年。あのときのことはこの日記にまだ残っている。
その後、何度か石巻と東松島にボランティアに行った。
仮設住宅訪問がメインだった阪神淡路大震災のときとは違って、被災者の方と会うことはなく(そういうボラもあったのだと思うが)、ひたすら津波被害にあった地域のヘドロ掃除をした。いや、被災者でもあったのだろう、地元の方がガリガリ君を差し入れしてくれたこともあったか。少しだけ立ち話をした。
SNSではつぶやかなかった。なにも書けなかった。いまだ半径5メートルぐらいの私と社会をつなぐ言葉を探している。
でも、もはやそれではいけないのだとも思う。そこまではわかっている。