九段下オフィスで私の手伝いをしてくれていたKさんが昇進したというので、夕方からお祝いを兼ねて幡ヶ谷〈いわしや〉で一杯。
軽くもう一軒、と開いてる店を探しているうちに私の生家の近くまで来たので、どうせならと跡地を見に行く。私自身は数年に一度は見ているのでとくに感慨はない。
しかし、である。
「あ、隣り、×××××の事務所ですよ!」
この元ローリングストーン編集部でもあるKさんの一言には驚かされた。伏せ字には有名バンドの名前が入る。
バブル崩壊とともに不良債権と化した私の生家。そうか、隣りはいま×××××の事務所になっているのか。いつかエッセイに書けそうなネタをありがとう。