池袋の東京芸術劇場で「もしもし、こちら弱いい派」。若手団体によるショウケース公演。三者三様で面白い。いいへんじ『薬をもらいにいく薬(序章)』、もう少し見てみたい感じ。ウンゲツィーファ『Uber Boyz』、ぶっ飛ばしてて最高だった。ゲーム的実存労働の果てで、未来から語りかけてくる。対称的に、コトリ会議『おみかんの明かり』は音や仕草の繊細さにグッとくる。
仕事しながら、横目で五輪開会式。ひどいシロモノだ。唯一、森山未來のザハ・ハディドに釘付けになる。なにせ、そのとき私は『未練の幽霊と怪物―「挫波」「敦賀」―』の劇評を書いていたのだから。