朝から晩まで労働賛歌。
午前中、コーボー送ってのち、神田に出て玉川太福取材。太福さん、寄席出演にラジオに地上波に全国ツアーと、いよいよ忙しくなってきた。ここが正念場。ブレイクスルーは近い。そもそも私もここ一ヵ月で、太福さん取材二件目だよ(それぞれ別媒体)。
神保町でJRCに納品。『Didion』01の注文も10冊あって、いよいよこれはAmazon補充きたか。適当なとんかつ屋でささっと昼食をすまし、九段下オフィスで20人近く参加する大事な戦略会議。責任重大。終わって、駅前のロイヤルホストまで来てくれた文藝春秋Aさんと、先ほどの会議とも関連するこれまた大事な打ち合わせ。
表参道に移動し、 ボイジャー訪問。エランド・プレスの電子書籍計画のご相談。よいサジェスチョンをもらえた。近く動き出す予定。
新宿に移動し、紀伊國屋書店前で集英社Cくんと落ち合う。飲みの約束だったが、最近になって神田松之丞にドハマリしたというので、それはそれはと急遽、上席楽日の末廣亭に誘う。タイミングよく19時の割引き入場で滑り込むと、「いらっしゃいませ~」もぎりの声が妙に親しみのこもった感じ。旧知のYちゃんだった。どこにでも現れるミステリアスな女。
クイツキで松之丞『陽明門の間違い』。2階席からでも出力をコントロールしているのがわかる。つい数年前までは同じ末廣亭の高座でも全開でジャストな感じだったが、芸のスケールが大きくなっているのだ。寄席自体が初めてだというCくん、松之丞を入り口に、最後は松鯉先生の怪談『乳房榎』に引き込まれていた。理想的な演芸クルーズ。
いい気分でCくんと末広通りの〈まこと〉へ。店内入ると、唯一の先客が川田洋平、藤野眞功、町口景という物騒な面々で笑う。もともと川ちゃんに教えてもらった店なので、自然といえば自然なのだけど。少し腹に入れてから、ゴールデン街〈クリシュナ〉に移動し、みんなで飲み直す。高橋ユキの「つけびの村ルポ」単行本化、藤野さんが編集で入っているそうで、俄然楽しみが増した。午前3時解散。