EXIT兼近、めちゃいいやつ。週刊文春の記事、普通に読めば好感度アップする内容だった。とはいえ、どうして更生して頑張っている人間の過去を扇情的に暴きたてるかね。更生したんだから、倍ホメろよ。社会へのメッセージとして。
カンゼンで大橋裕之先生、取締役の坪井さん、編集・森さん、営業・安川さんと打ち合わせ。ついに声優キャストも発表となったアニメーション映画『音楽』の公開にあわせて、『音楽と漫画』の新装版こと『音楽 完全版』を出すことに。元本も我ながら気に入っている仕事だが、いまこのタイミングで新装版を編集するからには、決定的なクラシックに仕上げたい。
御茶ノ水の居酒屋で打ち合わせの続き。さらに新宿に移動して、大橋先生と〈WHO〉へ。井戸くんがバーテンの日で、凸野先生や大島薫ちゃん、南ちゃんなどいつもの面子。大橋先生と肩を並べて飲んでいると、私たちだけ止まっていて、周囲の時間が高速に流れていく錯覚を覚えることがある。時を超えた変わらぬ硬質なものがそこにはあって、きっとそれをかたちにできたとき、『音楽』は完全版になるのだと思う。途中でまりやちゃんや根岸もやってきて、中澤祐介写真展おつかれさまでした。酒出くんやまりもなどヤングラインオンも加わり、ここは愚か者の酒場さ。
大橋先生ともう一軒行こうと区役所通りに出ると、その筋の人間や外国人たちが妙にたむろしている。不穏な空気。パトカーの明かりのそばに警官が数人。足元を見れば、ナイジェリア人が大の字にぶっ倒れている。Twitterを「歌舞伎町」で検索すると、少し前に大乱闘があったとのつぶやき。見たかったな。
久々に〈Barはな〉に顔を出す。久々でもないか。表とは打って変わって落ち着いた店内。先日ここで会った某有名IT企業の女性もいて、実はあることで影ながら助力してくれているのを知ったので、御礼を。バーテンのトムくんが大橋先生サイン入りの映画『音楽』チラシを貼ってくれる。いけね、〈WHO 〉 にも貼ってもらうんだった。