2019-09-20

POPEYEが終わると、今度は週刊プレイボーイ。担当のCくんは集英社に入社以来、十数年、週プレのグラビア制作だけにほぼ身を粉にしてきたというキャリアの持ち主。なかなかないよね。近年は歌舞伎町で週プレ酒場の運営も任されていた。このCくんのメール文面が、さすが数々の事務所や芸能界の魑魅魍魎とのネゴシエーションで鍛えられてきただけあり、まんま雑誌編集者の教科書に載せられるレベルの最適解。私のなかでは、雑誌に関してはこれまでマガハ編集者の作法がいちばんであったが、いまなら短い一文に込める機能性とその美しさでCくんに軍配を上げるかも。行司きどりのお前はなんだって話だが。

でもホント、いま連載を始め、定期的に仕事をしている紙媒体の編集者はみな惚れ惚れするほど見事な編集作法の持ち主ばかりだ。一方で、ウェブ媒体などでは「原稿を受け取ったら、短くていいからすぐに自分の感想を伝える」という最低限の作法すら、誰にも教えてもらえない新人が多いと聞く。私自身、そういう人にぶつかったことも過去にはある。これは知人のFacebookで見たのだが、中には原稿を送っても受け取った連絡すらこないケースもあるらしい。さすがにその経験は、私にはないが。いずれにせよ、そういう人はだいたい1~2年するといなくなる。もしかしたらもっといい業界に転職したのかもしれない。ただ、もし編集の仕事になにがしか希望を持っていたにもかかわらずうまくいかなかったのだとしたら不幸だな、と。そもそもこれってどの業界でもおんなじだとも思うしね(だから、ごく標準的に他者への想像力を持っている人なら、たとえどの業界の新人でも、誰に教わるでもなく感想を伝える)。だって一言でも感想あれば、うれしいでしょ。やる気出ちゃうでしょう。そんなの誰でも一緒だよ。