2020-04-25

午前中、コーボーを連れて近所の公園へ。先客は4歳くらい女の子と2歳くらいの弟、その母親。姉弟パターンって、だいたい姉がコーボーにも世話を焼いてくれる。緩やかな交流。プッ、プッ。コーボーの肺活量ではまだタンポポの綿毛が飛ばせない。

近所の商店でコーボーに新しい塗り絵を買ってやろうとするもまったく興味を示さず、プラレールの写真をベースにした鉄道図鑑を買わされてしまう。また妻に怒られそうだ。本はなんでも買っていい。そういう母親のルールのもと育った私なので、こればかりはしかたない。
帰り道、抱っこしてとせがまれ、抱き上げた瞬間にはもう寝ている。

『火定』読了。『ペスト』のあとではザッツ・エンタテインメントだが、凄惨な描写とその解像度の高さに引き込まれる。こちらは天然痘。発生からパンデミック、収束までは、やはり似た軌跡を描く。これまで字面でしか捉えられていなかった施薬院や悲田院の輪郭が鮮やかになった。