2020-06-07

都内某所の中村壱太郎丈の稽古場で、歌舞伎クリエイションの収録。今回は「琉球座敷」。元はマーロン・ブランド主演の『八月十五夜の茶屋』というハリウッド映画で、京マチ子が踊っていたものを、壱太郎さんの曾祖母にあたる吾妻徳穂が作品に仕立てたものだという。ソーシャルディスタンス仕様で鳴物の藤舎千穂、三味線の大和櫻笙がそれぞれ途中で楽器を持ち替えてのスーパープレイ。ちょうどあるバンド(バレバレか……)の大きな案件を抱えているところなので勉強になる。
千穂さんとお話していると自然とみっくんこと巳之助さんの話にもなって、ああ、もっとみんな歌舞伎を見たらいいのに、と思う。壱太郎さんが尾上右近さんと準備しているART歌舞伎も楽しみすぎる。

もう思わせぶりに書いても仕方ないので記すが、文藝春秋が「若き藝能者たち」を単行本にしてくれると言ってるのだから、早く作業せよ自分。