銀座へ。正月にしては多いのか、少ないのか、まあまあの人出。
ananの中西さんとライターの鈴木さんと合流し、GINZA SIXの観世能楽堂で観世会の定期能を。
「翁」はご宗家とご子息・三郎太の千歳が並ぶ父尉延命冠者之式の特殊演出。装束は徳川家康公から拝領したものだという。野村太一郎の三番叟もよかった。野村萬斎・裕基親子の「末広かり」。「吉野天人」は杉信太朗の笛も高らかに、天人揃の小書で華やか。祝言「岩船」は厳かに美しく。心地よい新年の幕開け。
2021年は能楽と太神楽がくるのではないか。というのが、現時点での私のオピニオンで、anan次号にもそんなことを書いたのだった。