2020-11-09

そのとき事件は起こった。自転車で路地から大通りに出たところでガッシャーン。なんだなんだと思えば、私がバスと歩道の柵に挟まれてつんのめって倒れているじゃないか。自転車は大破。しかしカラダは痛みどころか、擦り傷ひとつない。すぐに運転手さんが警察やら会社やらほうぼう電話して、やってきました愛川欽也似と尾上松也似の人なつっこそうなおまわりさん二人組。ちなみに運転手さんも見た目こそいかついが、人のよさそうなサンドウィッチマン伊達ちゃんタイプ。「大丈夫?」と松也に身元情報を聞き取りされ、生年月日まできたところで「あれ、誕生日? おめでとう~」。わ、忘れてた! というのもコーボーの誕生日もすぐのため、我が家では私のそれは彼奴のに合併されてカウントされていたのである。そうか、これ、神様から新しい自転車もらえるやつかも。10年乗ってきたラレーには申し訳ないが、さすがにガタがきて修理続き、買い換えなきゃと思っていたところだったのだ。しかし、その後も現場検証していくなかで雲行きが怪しくなる。これ、私のほうが圧倒的に過失割合が大きい……。自転車もらえるどころか、むしろ賠償金払わないとダメなやつなんじゃないか。とりあえず、バス会社の専門の人が、ドライブレコーダーも確認して、あとで連絡をくれることに。

そんなわけで午前中の用件をキャンセル。午後から池袋の高級ホテルにて、神田伯山ティービィーの収録。本来なら午前中も一緒だったはずの岩淵くんが、心配してくれる。だいじょうぶい。無事収録が終わり、丸の内線で後楽園駅。東京ドームをぐるっと周り、後楽園ホールそばの喫茶店まで資料読み。

ひらがなまっする後楽園ホール大会。いいものを観た。試合中のSEが実に2.5次元的。と見せかけ、最後は勝敗にこだわった2.9インテッド。なんとも清々しい。

終わったところでバス会社から連絡。それぞれの事故の損害額を計算した上で、今回はそれぞれが修理するということで示談にしましょうと。つまりはチャラ、全相殺。よかったよう。自転車買おう、自分への誕生日プレゼントに。